【就活】ESや面接でパーソナルな話をするべきか否か

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もえそでです。

今日のエントリーは「ESや面接でパーソナルな話をするべきか否か」。

 

パーソナルな話とは、
・生い立ち
・家庭環境
・金銭的事情
などをここでは指します。

 

例えば

「両親の仲が悪く、兄は非行に走り、家庭内がぐちゃぐちゃだったなか
自分が家族内でLINEグループを立ち上げ、家庭内ニュースを届け続けることで、
家族の仲を取り持った」

「両親が離婚し、女手一つで育てられ、金銭的な余裕がない中、
中学生から早朝の新聞配達のアルバイトを続け、大学受験費用を賄った」

「お酒を飲むと暴力的になる父親の元で育ち、自分も精神的に不安定になり、不登校に。
数年の引きこもり生活を経て、このままだへダメだと一念発起、
大検を取得して、大学に入学した」

などなど。

 

いずれも
・苦境の中、自分の力で活路を見出した(主体性)
・粘り強く努力し、成果を上げた(やり抜く力)

などに溢れた、一見よいエピソードです。

 

とはいえ、もえそでの私的な見解は

「パーソナルな話はすべきではない」

というもの。

 

なぜでしょうか。

 

「(頑張ったかもしらんが)環境要因によりすぎる」

金銭的な苦境や家族関係などは、所与のものであり、こどもにはどうしようもないもの。
逆境に立ち向かった経験はあなたにとってかけがえのないものかもしれませんが、
あくまでマイナスからゼロの成果でしかないのです。

・この人は満たされた環境で、より高い成果を求めて頑張れるのか
・自分からストイックな環境に身を置くことができるのか

という問いには答えられません。

 

「その学びを生かして、何か成し遂げたのか経験がない(と思われる)」

人生で一番頑張ったエピソードに、パーソナルなエピソード(主に大学入学前)の話を出されると、
それ以降何も頑張ってないのかなーと。思ってしまいます。

結局先述した通り、

・そりゃそんな苦境だったらだれでも頑張るよね(=戦時中だったらおいしいもの我慢するよね)

という評価から抜け出せません。

 

「思春期にメンタルに暗い影を落としてないか心配」

余計なお世話かもしれませんが、いくら乗り越えた話として語っていても、

・本当は心に闇があるのでは…
・仕事で大変な状況になったら、簡単に病んでしまうのでは…?

という不安がつきまといます。


人気企業ほど、たくさんの候補者が受けにくるわけですから、あえてリスクのある人材を選ばないのは当たり前です。

 

と、以上の理由で、もえそで的には、パーソナルな話はすべきではないと思うわけです。

 

とはいえ、絶対だめだとは思いません。

面接中に、お互いの理解が深まったところで

 

選考官「今までのエピソードを聞くと、諦めないでやりきる力がすごく強いなと思うんですが、なぜそのような力がついたと思いますか?」

学生「そうですね、実は…」

 

という流れで、人格形成の肉付け的に話す場合は、逆に説得力が増して良いケースもありますね。